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        尾道市教育次長の奥さん公務災害認定を請求。
        2004/01/25
        昨年7月に自ら命を絶った元尾道市教委教育次長の山岡将吉さん/当時(55)の奥さんが21日、自殺は公務に起因するとして、市教委を通して地方公務員災害補償基金広島県支部へ公務災害認定を請求しました。山岡さんは、銀行マンから転身した同市立高須小の元校長慶徳和宏さん/当時(56)が自殺した昨年3月以降、真相を究明する調査の取りまとめや、県教委や県・市議会、報道陣、各種団体の対応窓口となるなど激務にあり、帰宅時間が深夜に及ぶこともあったそうです。 遺族側は、この時期の山岡さんの出勤や帰宅時間、悩んでいた様子、言葉をつづったメモなどを基に書類を作成。市教委は、庶務課を中心に職場仲間からも聞き取りし、山岡さんの勤務状況を可能な限り明らかにした。この日会見した市教委の瓜生八百実教育次長は「書類の提出を機に何とか気持ちの整理をつけ、公正な審判を待ちたい」との奥さんのコメントを代読しました。自殺者や病気休職者がここ数年で激増する裏側で、「日の丸・君が代」をテコにした教師統制が強められ、県教委が市教委を飛び越して戒告・訓告等の処分が大量に行われている事実は一般マスコミでは報道されないのでほとんどの方が知らないと思います。文部省(当時)が98年にこれらの「是正指導」を開始、県教育長も本省から送り込み(前任者はゆとり教育の寺脇研氏なので異動の意図は明らか)、小中高の校長の処分者(戒告・文書訓告・厳重注意)は99年で95名、00年では27名。校長だけでなく教職員への「指導」も同様に徹底され、今では「君が代」斉唱時に着席したままの教職員は一人もいなくなったそうです。退職者も増えました。また、高校進学率は97年に全国5位だったのが02年には33位に、中学校の不登校率は97年全国ワースト3位が02年にはワースト2位に、高校中退率は同21位が6位へと悪化しています。学校が窒息状態であることをこれらの数字は雄弁に物語っています。文科省は学校教育を、子どもたちをどうしたいというのでしょうか? 一方で、広島県内では過去5年間で教職員15人が、わいせつ行為など性的な問題行為で懲戒処分を受けています。教職員の倫理観もあらためて問われます。県教委の教育部長は「県民の信頼を損なう、こうした行為が相次ぎ遺憾。教育公務員として許されず、厳正に対処し、再発しないよう県立学校長や市長村教委へ指導を徹底する」とコメントしているそうですが…。

         私事ですが、現在放送大学の単位認定試験の真っ最中、今日もこれから試験会場に向かいます。試験が終了したらやりたいことがいくつかありますが、その一つが長男の指導要録と調査書の公開請求です。指導要録については00年の秋に一度請求しましたが、「個人情報」として開示されませんでした。昨年11月、東京都大田区で小学6年生の指導要録非開示処分をめぐる訴訟の上告審で最高裁は二審の高裁判決を破棄し成績評価など一部の本人開示を認めています。こうした変化もあって、改めて向日市に情報公開を請求する予定です。法改正によって指導要録等の学校保存義務が20年間から5年間に短縮されたために、今回の請求が非開示となれば、永久に長男の中学校時代の指導要録を見ることはできなくなります。