どうしてそんなタイトルつけたのか?
2002/04/28
昨日、数年来のおつきあいをさせていただいている方に「不登校自殺」を“押し売り”に行きました。即座に購入いただきましたが、表紙を見て、「長男の命を守れなかった父親の手記」という小タイトルに「どうしてこんな文句をつけたの?」と不満を訴えられました。長男の自殺の経過も、我が家の実体もよく知っている方である上に、ご自身が息子さんを病気で亡くされているということもあり、涙ながらにこの「不満」を漏らされたのでした。
この小タイトルは、私がどうしてもつけたかったものです。なぜか? 不登校にありながら、表情ではあかるく繕ってくれていた長男の心遣いに甘えて、心に傷を、そして自己否定感を募らせていた長男に、寄り添い、その苦しみを理解してやることができなかった情けない親として、悔やみ続けてやりたいという思いでいっぱいであるからです。
この本を読んで下されば、こうした思いもわかってもらえると思っています。