内申書に絶対評価、京都府・市教委。
2002/05/28
高校入試に際して中学校が提出する内申書の評価方法を「絶対評価」に来年度から切り替えると京都府・市教委が発表しました。新指導要領で導入された「絶対評価」。本当に客観的に信頼できるのか疑念が叫ばれています。「荒れ」もなく、平穏無事に授業が成立している学級だけを想定して考えられた制度ではないかと思えるのは私だけでしょうか。授業崩壊の最中にある子どもたちにはどんな「絶対評価」が? まして学校に行かない・行けない子どもたちに対する「絶対評価」は?現場で現実に起こっている状況から遊離して考え出されたものとしか思えません。ところで、いったい何が目的なのでしょうか? 公教育は主人公である子どもたちが教育を受ける権利に基づいて学び成長する場です。選別を受けるところではないはずです。