窮屈な管理、窮屈な学校、子どもたちの心も窮屈に。
2002/05/29
昨日、「絶対評価」導入について少し書きました。少子化が進む中で増加する不登校、子どもたちが学校に適応しなくなってきている証です。なのに、追い打ちをかけるように窮屈さを増す管理が現場に求められつつあります。教職員のみなさんはますます窮屈になるでしょう。そして、もっと子どもたちと関わりたいのに、関わってあげてほしいのに、その時間が奪われていきます。教職員のストレスの増加は、子どもたちのストレス増加につながります。子は親の背中を見て育つ、といいますが、これは、言葉や態度に出さずとも、大人の心の内を子どもたちが敏感に感じ取りながら成長していくというものでしょう。極度に競争的な環境にあると指摘される日本の公教育。教育を受ける主体である子どもたちにとって、最前の利益をもたらす環境を、大人たちは提供する義務があるはずです。ゆとり教育を叫ぶ一方で窮屈さを増す管理教育。将来の日本を支える子どもたちに、何を求めているのでしょう?