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        子どもの頃のことですが…(6)竹で遊ぶ
        2007/11/27
        私の生家の裏には、女竹の小さな竹藪がありました。男竹の太くたくましいイメージに比べて、女竹は細くしなやかで、子どもにも扱いやすいものでした。
         家にはカマが数種類あって、祖父が竹で道具を作る技術を伝授してくれました。竹鉄砲、弓などから始まったと思います。だんだんと自分でカマを使って竹の細工ができるようになってから、凧、竹トンボ、棒高跳びのセットなどを作って遊んでいました。凧については次回で少し詳しく述べたいと思います。
         家には女竹しかありませんでしたが、近くには男竹の竹藪がいくつもあり、当時の私は、そこの竹は自然に生えていて、誰の物でもない、という変な確信がありましたので、勝手に切り出してきて竹馬を作っていたものです。ある日、同級生が竹馬がほしい、という話しになり、調子に乗った私は「作ってあげる」と安請け合い。竹藪に侵入し良さそうな竹を物色、切り出してきてノコギリと錐、針金を使い、夕暮れまでかかって竹馬を作ってあげました。同級生はそれをひきずって家に帰りました。
         その日の夜です。その子の親から電話が入り、私の父親に竹馬のお礼を告げられました。で、「どこから竹を切った?」と聞かれ正直に答えると、父親はすぐにお金を持って家を出て行きました。竹のお代を支払いに行ったのです。
         竹藪、というよりも、その山は個人の所有物で、そこに成育する物はその個人に所有権があり、無断で切り出すと、それはつまり窃盗にあたる、ということを当時の私は全然知らなかったのです。子どもだから仕方ないと言えばそれまでですが…。確か、3千円ほど支払ったと記憶しています。
         というわけで、いろいろとありましたが、竹は私の子ども時代になくてはならない遊び相手でした。今、住んでいる地域は筍の名産地で、男竹ばかり。しかも明らかに筍畑として管理されていますので、立ち入ることも許されない雰囲気に圧倒されて、犬の散歩をしながらただ眺めるだけになっていますが、竹との縁は切れないようです。
         次回は「子どもの頃のことですが…(7)凧揚げ」というタイトルで、私の回想を綴ってみたいと思います。
         では、この1週間の気になる記事です。

        いじめ認知12万5千件=定義広げ6倍、自殺6人―06年度問題行動調査・文科省

         2006年度に学校現場で把握されたいじめは約12万5000件で、いじめが原因の可能性がある自殺者も6人いたことが15日、文部科学省の「児童生徒の問題行動等調査」で分かった。昨年に相次いだ児童・生徒の自殺を受け、いじめの定義を広くとらえ直し、調査方法や対象も変えた結果、件数は前年度(約2万件)から6倍以上に増えた。
         新たな定義では、従来の「自分より弱い者」や「継続的に」などの文言、受けた側の苦痛の深刻さを示す表現をなくした。調査では児童らへのアンケートや面接も併用し、国立と私立を新たに対象とした。
         いじめの件数は小学校6万件、中学5万1000件、高校1万2000件で、学年別では中1の2万4000件が最多。いじめがあると回答したのは2万2000校で全体の55%だった。
         具体的には「冷やかし、からかい」が最も多く、初めて調べた「パソコンや携帯によるひぼう中傷」が、中高を中心に4800件(4%)あった。
         都道府県別の認知件数(1000人当たり)は、熊本県が50件で最多。福井県(36件)、岐阜県(30件)と続いた。少ないのは鳥取県(2件)など。
         一方、自殺者は小中高で計171人。自殺当時の状況について「家庭不和」「進路問題」などから複数選択で回答を求めたところ、中学5人、高校1人のケースでいじめを挙げた。うち中学の4人ではいじめの項目のみを選択した。 
        (時事通信)11月15日16時31分配信

        ●京都府内のいじめ、5倍超の803件 公立校で認知、暴力も倍増
         文部科学省が発表した2006年度の問題行動調査で、京都府内の公立学校では、いじめの認知件数が803件にのぼり、前年度の約5・2倍と大幅に増加していることが分かった。暴力行為も倍増した。いじめ、暴力行為とも小学校で6-7倍に急増したのが目立った。
         府教委によると、いじめの内訳は小学校409件で前年度(54件)の7・6倍にのぼり、全体の半数を超えた。中学校314件(前年度70件)、高校60件(同29件)、特別支援学校20件(同1件)だった。
         いじめの内容はからかいや悪口、脅し文句などが目立った。京都市内の中学校でも先ごろ発覚するなど、全国的に問題になっているパソコンや携帯電話を利用した「ネットいじめ」は26件だった。府内の児童生徒1000人あたりのいじめ件数は3・3件だった。府教委は認知したいじめのうち約8割は「解消した」としている。
         暴力行為は、前年度より約2倍増の2038件。内訳は小学校369件で前年度(57件)よりも6・5倍になった。中学校は全体の約7割にあたる1408件(前年度770件)。高校は261件(同199件)だった。このうち、生徒間の暴力が1121件、教師への暴力は376件にのぼった。高校の中退者は803人と前年度より35人減った。自殺者は高校生の2人だったが、「いじめが原因ではない」(府教委、京都市教委)としている。
         府教委は「暴力行為、いじめとも従来の定義が見直された面もあるが、増えていることをしっかり認識して課題と受け止め、個々の要因に対する指導にあたりたい」としている。
        ■滋賀では4倍の464件
         滋賀県の公立学校では、いじめの認知件数が464件で、前年度の117件に比べて約4倍に増加し、暴力行為も前年度を65件上回る493件だった。
         内訳は小学校211件(前年度55件)、中学校176件(同52件)、高校64件(同8件)、特別支援学校13件(同2件)だった。
         態様は「冷やかし、からかい、言葉の脅し」が最も多く、新たに調査項目に加えた「パソコン・携帯電話での誹謗(ひぼう)中傷」は小学校3件、中学校13件、高校18件、特別支援学校1件だった。
         暴力行為は中学で大幅増加。内訳は小学校26件(前年度35件)、中学校366件(同294件)、高校101件(同99件)に上った。県立高で不登校などの長期欠席者は1244人(同1155人)、中退者は534人(同518人)でいずれも増えた。
         県教委は、いじめの件数が急増したことについて、「被害者の気持ちに寄り添い、多く発見できた結果。学校現場では解消が進んでいる」と説明し、440件(94・9%)がおおむね解決済みとしている。
        (京都新聞)11月16日0時9分配信

        ●筑前いじめ自殺 開示記録 9割黒塗り 福岡法務局「調査遂行に支障」
         福岡県筑前町で昨年10月、三輪中2年の森啓祐君=当時(13)=がいじめを苦に自殺した問題で、福岡法務局は13日、個人情報保護法に基づき遺族が公開申請していた調査記録を部分開示した。法務省によると、いじめ自殺の調査記録の開示は3件目という。
         開示対象は人権侵犯記録と題する計441枚分。しかし「開示されれば調査の遂行に支障が出る恐れがある」との理由から、遺族からの聴取部分を除き、約9割が黒塗りだった。このため、遺族以外の調査対象や人数、聴取内容は一切、明らかにならなかった。
         開示後、記者会見した父順二さん(41)は「もう少し踏み込んだものが出てくるかと思ったが、がっかりした」と悔しさをにじませ、母美加さん(37)は「遺族が何も知らされない現状がいまだにあることが残念」と述べた。
         遺族は近く、法相に対する不服申し立てか、国に対して不開示処分取り消しを求める訴訟を起こす方針。
         同法務局は、森君へのいじめ行為に「人権侵犯性が認められた」と認定し、今年5月、前校長と、からかいにつながる言動をしていた1年時の男性担任教諭に反省を促す「説示」の措置をとった。現校長と町教委にも、再発防止などを求める「要請」をした。
         遺族は「調査の具体的内容を知りたい」として9月に記録の開示を申請。同法務局は回答を1カ月延長し、この日、開示した。
        (西日本新聞)2007年11月14日

        ●リハビリで運動能力回復、脳が重要な働き
         脊髄(せきずい)損傷後、リハビリ訓練によって運動能力が回復する過程で、回復にかかわる脳の特定部分が変化することを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)などのチームがサルを使った実験で突き止めた。
         運動能力の回復には、損傷がない特定部分の脊髄をうまく機能させるため、脳が重要な働きをしていることを示す結果で、リハビリでの患者の回復具合が予測できる可能性がある。成果は16日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
         首の部分の脊髄(頸髄=けいずい)を一部損傷したサルは、直後は指先を使うことができないが、食べ物を指先でつまむ訓練を繰り返すと、1~3か月後には元通りにつまむことができる。
        (読売新聞)11月16日8時40分配信

        ●時効で失われた年金、8年間で2千億円超
         社会保険庁は16日、2004~06年度の3年間で、年金の受給開始の請求が遅れたために、5年間の時効によって受け取れなくなった年金が、5万8355人分計886億円に上るとする推計を明らかにした。
         すでに判明している1999年~03年度の時効分の年金計1155億円と合わせ、8年間で2000億円超の年金が時効で失われたことになる。
         社保庁が16日の衆院厚生労働委員会で、自民党の冨岡勉氏の質問に答えた。
         社保庁によると、04~06年度に、年金を新たに受け取った約482万人のうちの約1・2%で、請求の遅れが原因で時効になった年金が見つかった。06年度では、年金の受給を始めた165万411人中の20505人に時効分の年金があり、1人当たり平均約162万円を失った計算だ。
        (読売新聞)11月16日22時38分配信

        ●唐津の中3、ストレス障害で不登校 教諭にいたずら疑われ
         佐賀県唐津市内の中学3年の女子生徒が、校内でのいたずらを疑われ、教諭から調べを受けたことで「急性ストレス障害」になり、不登校になっていることが16日、分かった。学校側は、生徒の「いたずらに加わっていない」との言い分を認め「指導に行きすぎがあった」としている。
         同市教委などによると5月下旬、3年女子の上靴に押しピンが入れられるいたずらがあった。学年主任の30代の男性教諭がいたずらにかかわった可能性がある3年女子3人を2日間にわたって調べ、「被害者の考え方次第では警察が入ってくることもあり得る」などと話したという。
         このうち1人が6月中旬から不登校となった。8月に「急性ストレス障害」の診断書を提出し、現在も不眠や「先生の聞き取りが夢に出てくる」などと訴えて通院しているという。村井文三教育長は「警察の名を出すなど指導に行きすぎがあった。本人が1日も早く学校に来られるよう努めたい」と話している。
        (西日本新聞)11月16日17時8分配信