子どもの頃のことですが…(12)
2007/12/07
このトンネルは何?
2007年、最後の更新となります。今年1年、お世話になりました。
さて、今日のお題は「このトンネルは何?」です。高校生の時のことです。中学までは自転車で、山を3つ越えて、片道8km余り。高校はさらに1kmほど行った、町の中にありました。「繊維の町・児島」、その昔は塩田で有名だったそうですが、今ではその面影はほとんどありません。
高校から帰るルートがいくつかありました。その中で、鷲羽山から下津井漁港の手前を回って帰るコースが一番距離が長いものでした。今でもある鷲羽山ハイランドの前を通るコースです。問題のトンネルは、鷲羽山ハイランドの手前にありました。くねくねと上り坂をえっちらおっちら登っていくと見えてくる、山に上下に開けられた2つの大きな穴。「トンネルらしい」とは思いましたが、その向かう先は瀬戸内海です。いったい、何のためのトンネルやら、としばらく不思議でなりませんでした。
大学で京都に来てから、「瀬戸大橋、児島-坂出ルート」なるものの工事が始まるとマスコミで報道されるようになりました。「ははー、これか」と合点。数年後、帰省した折に現地へ行ってみると、2つの穴から鉄橋が瀬戸内海に向かって伸びているではありませんか。島から島へ、海を渡ってつながる本四連絡橋の壮大な姿に驚いたものです。
驚いたのはそれだけではありませんでした。前回までにご紹介した「峠」の向こう、隣の村の上空に橋が架かっていました。「瀬戸中央自動車道」の陸橋です。それは大きな橋で支えられた、巨大なオブジェでした。
「日本列島改造」の象徴とも言える瀬戸大橋、私の実家は、そのすぐ近くとなったのでした。今では、帰省は車で、名神高速、中国自動車道、山陽自動車道、瀬戸中央自動車道と乗り継いで3時間あまりで帰れるようになりました。1月1日には、新年の初詣に毎年行っている、岡山県の最南端に突出している神社から、雄大な瀬戸大橋を眺めることになると思います。
12回にわたって綴ってきた「子どもの頃のことですが…」は、今回でひとまず終結とさせていただきます。2008年が、みなさんにとって良い年となりますように…。
次回は「3障害って言うのをやめて!とニキ・リンコさんは訴えた」です。
では、この1週間の気になる記事です。
教員の「心の病」過去最多 公立校で4675人
平成18年度に精神性疾患で病気休職した公立学校教職員は4675人で前年度より497人増加し、14年連続で過去最多を更新したことが28日、文部科学省のまとめで分かった。懲戒処分や訓告などの処分を受けた教職員も前年度比445人、10・9%増の4531人に上り、過去10年間で2番目に多かった。昨秋に発覚した未履修問題に絡む処分者が490人が全体の数を押し上げた格好だ。
同省が毎年行っている教職員の懲戒処分に関する調査で明らかになった。
精神的疾患による病気休職は4連続で前年度比1割以上の伸びとなっており、病気休職者全体に占める割合も初めて6割を超えた。
文科省では「生徒、保護者、教員間での人間関係や、勤務の多忙化など複雑な要因が絡んでいるのではないか」としている。
未履修問題で処分を受けた490人のうち28人が懲戒処分となった。最も厳しいのは過去にも未履修があった広島県で校長ら2人の減給。処分者数が最も多かったのは、道立28高校で発覚した北海道の96人だった。
文科省では「厳正な処分を求めた方針を踏まえ、地方の現場が対応をとった」としている。
処分者(当事者責任のみ)4531人のうち、セクシュアルハラスメントを含めたわいせつ行為は190人で前年度比48人増。過去10年では15年度の196人に次いで多く、再犯者が7人いた。処分者は40歳代が最も多く43%、対象は自校の生徒が42%を占めた。内容は「体に触る」が3割で最も多かった。
そのほか、交通事故2390人▽未履修490人▽体罰424人▽国旗掲揚、国歌斉唱の取り扱い98人▽公費の不正執行や手当の不正受給25人▽争議行為17人-など。
これとは別に監督責任を問われた校長や教頭らは1093人で、処分者数は計5624人。このうち懲戒処分は、監督責任を問われた205人を含め1364人だった。
(産経新聞)12月28日17時53分配信
●行方不明:中1男子生徒が6日から--横浜/神奈川
横浜市都筑区で6日から、私立中1年、岩田和輝君(12)=写真、都筑署提供=が行方不明になり、家族と都筑署が捜している。
同署によると、岩田君は6日午後1時半ごろ、家族の留守中に自宅からいなくなった。身長150センチ、体重45キロ。カーキ色のトレーナー、ベージュ色のズボン、黒いスニーカー、紺色のウエストバッグが自宅にないため、これらを着用している可能性が高い。
以前にも度々歩いていなくなり、相模原市など遠くへ行くこともあったが、いずれも2日以内に帰宅していた。発達障害があるが、「いわたかずき君ですか?」と尋ねれば、返事をするという。
13日に、自宅から約6キロ離れた同市青葉区市ケ尾町のスーパー食品売り場で、似た少年が目撃されている。情報提供は同署(045・949・0110)へ。
(毎日新聞)12月28日14時1分配信
●韓国で増えるニート、15-29歳の6人に1人
経済協力開発機構(OECD)はこのほど、「韓国の青年雇用」と題した報告書をまとめ、韓国の青年(15-29歳)の6人に1人が仕事も勉強もしておらず、職業訓練も受けていない「ニート」で、割合はOECD加盟国の平均を大きく上回っていると指摘した。
報告書によると、韓国における青年(15-24歳)の失業率は通貨危機以前の1996年の6.3%から2006年には10.0%に高まった。OECD加盟国平均(14.7%)を下回ってはいるが、韓国でも青年の失業が本格的な社会問題に浮上したことを示している。
また、韓国での青年の就業率は昨年、27.2%にとどまり、OECD加盟国平均(43.0%)を大きく下回った。大学進学率が高いとはいえ、青年期に勉強も仕事もせずにぶらぶらしているニートが多いためだ。
ニートが15-24歳の人口に占める割合は、韓国で11.7%、OECD加盟国平均で12.0%とほぼ同水準だが、本来働いていなければならない20代後半を含めた15-29歳で見ると、韓国ではニートの比率は17%に高まり、加盟国平均を大幅に上回るという。OECDは韓国にニートが多い理由について、「兵役で就職が遅れ、大学卒業後にも就職しない若者が多いため」と分析した。
(朝鮮日報)2007/12/24
●派遣労働者、昨年度は過去最高321万人
2006年度中に1度でも派遣労働をした人の数は延べ約321万人に及び、過去最高となったことが28日、厚生労働省のまとめで分かった。
伸び率も前年度比26・1%とこれまでで最大。派遣会社の年間売上高も同34・3%増の約5兆4200億円となっている。
労働者派遣法は、派遣元事業主に対し年1回、派遣労働者数や派遣料金などを厚労相に報告することを義務付けており、報告のあった4万1966事業所分を集計した。
321万人は、派遣の対象職種が原則自由化された1999年度の3倍超。派遣契約期間は、「3か月未満」が80・4%と最も多く、派遣先から受け取る派遣料金(8時間換算)は、派遣会社の正社員のみを派遣する「特定労働者派遣事業」で平均2万2948円、日雇い派遣などの「登録型派遣」も扱う「一般労働者派遣事業」で同1万5577円。このうち、労働者が受け取る賃金(同)は、特定が61・7%の同1万4156円、一般が67・9%の同1万571円だった。
(読売新聞)12月29日11時28分配信
●いじめ相談、24時間体制で3倍に 京都市教委のホットライン
京都市教育委員会の「いじめ相談24時間ホットライン」が、12月で開設1年を迎えた。昼間中心だった受け付けを深夜時間帯まで広げた結果、相談件数は約3倍に増えた。相談者の割合も本人と親が逆転し、相談は夜間や早朝が大半を占めた。
いじめが原因の自殺が相次ぎ、子どもの心のケアに関心が高まった昨年度、全国的にいじめ相談窓口が24時間体制になった。京都市も、午前9時から午後9時(休日は午後5時)までだった受け付けを24時間に拡充した。教員OBや臨床心理士が務める相談員も2倍に増やした。
今年11月末までの相談は395件で、昨年同期の130件を大きく上回った。うち本人からの相談は219件で、深夜など拡充された時間帯の受け付けが8割(180件)を占めた。父母からの相談は157件で、拡充時間帯は5割(76件)だった。
相談内容は「冷やかしや悪口」(106件)、「いやなことや危険なことをされたり、させられたりする」(36件)、「仲間はずれや無視」(35件)、「ひどくぶつかられたり、けられたりする」(20件)などが多かった。
市教育相談総合センターカウンセリングセンターの長谷川智広担当係長は「親や先生には言いにくいことを相談できる窓口として、子どもがかけやすい時間に電話してくるようだ。携帯電話からも多い」と話す。ホットラインはTEL075(351(さぁこい))7834(なやみよ)。年中無休。全国統一いじめ相談ダイヤルTEL0570(0)78310にかけても、自動的に各地域のいじめ相談電話につながる。
(京都新聞)12月30日9時29分配信
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