子どもの頃のことですが…(11)鷲羽山スカイラインの今昔
2007/12/23
瀬戸内海の眺望で有名な観光名所、岡山県南端の鷲羽山。そこから北へ15~20kmくらいでしょうか、時折瀬戸内海と水島工業地帯を見下ろしながら山をくねくねと走る道路があります。
前々回の(9)峠の開通、で御紹介した峠にはこのスカイラインの橋が架けられ、橋のすぐ東側には中間料金所が設置されていました。そうです。開通当初は有料道路だったのです。といっても、自動車で200円か300円だったと思います。歩行者と自転車は無料でした。春にはわらび採りに歩いて行ったものでした。
10年位、有料だったでしょうか。道路の敷設資金が回収できたとかで、ある日、全面無料になりました。中学3年の終わり頃、原動機付き自転車(いわゆる原ちゃり)の運転の練習に、母親と行ってました。私は自転車で…。その頃には、ほとんど車の通行はなく、適度にカーブや勾配があって運転練習にはもってこいでした。
小学生高学年の頃、土曜日の夜中になると、家の向かいの山がさわがしくなりました(家の南側の山の斜面にスカイラインが通っていたのです)。このスカイラインを車のレースに使う若者が集まってきたのです。そして、時折「ボーン!」というクラッシュ音も聞かれました。
昨年、久しぶりに車で通ってみましたが、かなり道路の傷みが目に付きます。つまり、今ではほとんど意味のない道路になってしまっているわけです。一体、何を目的に作ったのでしょうか? 疑問です。
次回は「子どもの頃のことですが…(12)このトンネルは何?」というタイトルで、私の回想を綴ってみたいと思います。
では、この1週間の気になる記事です。
多動性障害治療薬「コンサータ」発売、処方医を登録制に
ヤンセンファーマ社(東京・千代田区)は19日、小児の注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬「コンサータ」(一般名・塩酸メチルフェニデート)を発売した。
同疾患の治療薬が販売されるのは国内で初めて。依存性の高い向精神薬「リタリン」と同じ成分のため、同社は販売開始に合わせて、処方できる医師や薬局を限定する登録制にし、流通を管理する仕組みを導入した。同社によると、コンサータは同疾患の治療薬として、2000年8月に米国で初承認された後、世界70か国以上で使われている。国内では原則18歳未満の患者に対して、有効成分の量が異なる2種類の錠剤が販売される。
(読売新聞)12月20日1時41分配信
●自治体に本部設置要請へ=少子化対策の重点戦略-政府
政府の「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議(議長・町村信孝官房長官)は18日午前、首相官邸で会合を開き、少子化対策の重点戦略を決定した。これに基づき政府は年明けにも、都道府県や市町村に対し、福祉、教育、住宅部局などにまたがる少子化対策推進本部の設置を要請する。各本部は政府や他の自治体との連絡窓口になる。
重点戦略は、働く女性の7割が妊娠・出産を機に離職する現状から「就労か出産・子育ての二者択一構造の解消」が不可欠と指摘。併せて「若者、女性、高齢者の労働市場参加」を推進しない限り出生率は回復せず、労働力人口が大幅に減少すると予測した。
また、働き方の改革と子育て支援サービスの充実を「車の両輪」と位置付け、希望者全員が利用できる子どもの一時預かり事業や家庭的保育(保育ママ)の制度化などを来年度に行うべきだとした。
(時事通信)12月18日9時1分配信
●発達障害児:特別支援教育の本格導入控え、「県アスペの会」が講演会/山口
◇「問題行動、背景把握を」児童精神科医・内山教授が指摘
来年度から本格導入される特別支援教育の本質を知ろうと、発達障害児の親の会「県アスぺの会」がこのほど、山口市の山口大で講演会を開いた。小中高の教員やカウンセラーら約250人を前に、児童精神科医、内山登紀夫・大妻女子大教授が学校への適応が困難な子どもに対する指導で生じる誤解について「生い立ちなど背景把握が重要」と話した。
同会が発足5周年を記念し主催(県小児科医会共催、毎日新聞社後援)した。よこはま発達クリニック院長の内山教授は自閉症支援の先進地、ノース・カロライナ大学やロンドンで研修。子どもが読める支援本など多数の出版にかかわっている。
内山教授は助言活動している神奈川県の小学校を例に「特別支援の浸透で先生が言うことを聞かない子を障害と疑う傾向がある」と指摘。「総合的に脳機能の偏りをチェックし支援の方策を講じることが本質」と説いた。
特殊学級の児童が通常学級で学ぶ際「クラスの中で特性を理解する空気を作らないと混乱する」と言い、身の回りの整理整頓が難しい場合は「しかると自信をなくし学力低下や不登校につながりかねない。どうすればよいか教えてあげて」と訴えた。
(毎日新聞)12月20日12時3分配信
●生徒の作文を両親に開示=いじめ自殺訴訟、神奈川県と和解
神奈川県立高校1年だった小森香澄さん=当時(15)=が1998年に自殺したのは学校でのいじめが原因として、両親が県と元同級生を相手に損害賠償を求めた訴訟は21日、両親と県の和解が東京高裁で成立した。元同級生とは今年2月に和解している。
県は和解金440万円を支払う。また、和解条件の一つとして、県は同日、当時の生徒16人が書いた香澄さんに関する作文を、個人名を判別できないよう集約した上で両親に開示した。
開示された作文を読んだ母親の美登理さん(50)は、記者会見で「わが子の身に何が起きたのだろうと探し続けてきた。本当に欲しかった内容がいただいた文章の中にいくつも入っていた」と話した。
(時事通信)12月21日18時31分配信
●発達障害、親と悩み共有 情報発信ブログ人気 仙台
仙台市のNPO法人「みやぎ発達障害サポートネット」のスタッフが、ブログ(日記風サイト)を活用して障害に関するアドバイスや日ごろの活動情報を発信し、障害児の親たちから人気を集めている。障害を個性とみなす社会づくりを目指して毎日情報を更新し、開設から半年でアクセス件数は2万件を突破。各種事業への参加者急増にも結び付いた。症状が異なる障害児の親と支援機関をつなぎ、悩みを解決する手段となっている。
ブログは5月に「虹っ子広場」のタイトルで開設した。常勤や非常勤のスタッフ7人が交代で、障害児の支援方法を学び合う講座を開いたり、子どもたちが共同作業の喜びを感じ取れる野外イベントを開いたりした活動報告を書き込み、一日平均140件以上のアクセスがある。
ブログの人気に伴い、約40人だった会員数は120人に増えたほか、各事業への参加者数は月平均で約70人から140人に倍増した。
発達障害は、脳機能の障害により幼児期から言葉の発達の遅れやコミュニケーションの障害などを引き起こす。自閉症やアスペルガー症候群、学習障害などが含まれる。子どもの個性や発達の程度によって、表れる症状が異なる。本人の怠慢やしつけの問題と誤解されることもあり、どう対処したらいいか分からない親が少なくないという。
サポートネットは、発達障害児と家族の支援を目的に、2005年に発足した。伊藤あづさ事務局長(52)は「障害児の親として同じ悩みを抱えた経験を持つスタッフがブログにありのままをつづり、ネットワークづくりに役立った」と強調する。
サポートネットのブログは先月、内容や効果が評価され、日本財団(東京)が主催するブログ大賞で福祉賞を受賞した。伊藤さんは「NPO法人として情報を開示することで、信頼性の向上にも有効だった」と手応えを話している。
(河北新報)12月19日14時35分配信
●無年金者、推計で118万人に
公的年金の無年金者が、今後、保険料を納付しても受給資格を得られない人も含め、推計で118万人に上ることが、社会保険庁の調査でわかった。
国民年金や厚生年金などの公的年金は、加入期間が原則、通算25年以上にならないと、老後の受給資格がない無年金者となり、納付した保険料も戻ってこない。
社保庁によると、年齢別の無年金者は、「60歳未満」45万人、「60~64歳」31万人、「65歳以上」42万人。これらの計118万人は、保険料を支払える上限の70歳まで納付しても、25年の受給資格期間を満たせない。
また、現時点で納付期間が25年に満たず、今後、保険料を支払わなければ、無年金者となる人は、60歳以上で37万人に上る。このため、最大で155万人が無年金者となる可能性がある。
(読売新聞)12月22日20:14