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        今年は花粉によるアレルギーが強くて…
        2008/03/29
        今年は花粉の飛散が多いと言われていますが、みなさんはいかがでしょうか?
         私は、2~3年前よりアレルギー性鼻炎の症状が出始め、昨年秋に症状が強くなったため、かかりつけ医に相談して抗アレルギー薬を処方してもらい、しばらくは治まっていたのですが、この3月に入ってからそれが効かなくなりました。そして、耳鼻科受診を決意して2件ほど回ってみましたが、どちらも大行列!! あきらめて、近くの内科医を受診し、症状を伝え、医師から「アレルギー」反応についての講釈を拝聴し、新しい抗アレルギー薬を処方してもらい、服薬すると、症状が治まりました。
         今は、かかりつけ医から別の抗アレルギー薬を処方してもらっています。これで今の花粉には対処できそうです。
         驚いたのは、これら抗アレルギー薬の即効性です。服薬の翌日には効果が出ました。涙目、鼻水じゅるじゅるが完全に治まったのです。そして、よく聞かれる副作用としての眠気がないことです。
         しかし、この抗アレルギー薬、いつまで服薬すればいいのか、が目下の心配事です。
         次回は「一人事務所の社員旅行」です。
         では、この1週間の気になる記事です。

        文科省、新指導要領に「愛国心養成」を追加

         文部科学省は、約3年の改定作業を経てまとめた小中学校の新学習指導要領を28日付官報で告示する。
         先月15日公表の改定案と比べ、「我が国と郷土を愛し」といった記述が追加されたほか、「君が代」についても「歌えるよう指導する」と明記されるなど、「愛国心」の養成をうたった改正教育基本法を色濃く反映する形となった。
         これらの修正点は、文科相の諮問機関「中央教育審議会」の審議を経ないまま盛り込まれており、なぜ新たな文言が突然加わったのか議論を呼ぶのは必至だ。
         新しい指導要領は小学校では2011年度、中学では12年度から実施される。
         今回の修正の中で目立ったのは、一昨年12月に改正された教育基本法に「我が国と郷土を愛する態度を養う」との表現で愛国心の養成が盛り込まれたことを受け、小中学校ともに全体の指針となる総則に「我が国と郷土を愛し」という文言が加わった点。同じ総則の「伝統と文化を継承し」という記述も「尊重し」に変更され、小学国語に「神話・伝承を読み聞かせる」ことが追加されるなど伝統文化の尊重も強調された。
         君が代も小学音楽で「いずれの学年においても指導する」から「歌えるよう指導する」と修正され、中学社会では自衛隊の国際貢献に言及している。
         先月公表の改定案には、自民党の一部議員から、竹島や尖閣諸島について「我が国固有の領土」と明記されていないとの批判が集まっており、「愛国心を強調することで、そうした批判に配慮した」(自民党中堅)という指摘もある。
         文科省は「修正は中教審の答申の枠の中で行っており、批判を受けるとは考えていない」としている。
        (読売新聞)3月28日5時5分配信

        ●<飛び降り死>卒業式でセリフ換え? 「死んでおわび」メモ
         卒業式の後自宅で飛び降り自殺した東京都板橋区立小6年の男児(12)について、同小の校長は26日、卒業式のセレモニーでこの児童が「大好きな学校」というセリフを「大嫌いな」と言い換えていたことを明らかにした。警視庁志村署によると、居間に「死んでおわびする」という趣旨の1行のメモがあったが学校に関する記述はなかったという。
         校長らによると、児童は25日午前10時から約2時間行われた卒業式に出席。5年生と卒業生が一緒に行う「門出の言葉」というセレモニーで、全員で学校名を唱和する前の「大好きな学校」というセリフを「大嫌いな」と言い換えたという。そのとき、周囲がざわついたという。
         式終了後、校長が児童に対し「なんであんなことをしてしまったの」と尋ねたところ、男児は「緊張して間違ってしまいました」と答えたという。
         校長は「普段の行動に問題はなかった。出席も成績も良好。漢字検定も上級クラスを取得していた」と話し「問題は全く無かった」と話した。自ら行事のリーダーに立候補するような積極的なタイプで、悪ふざけをすることはあまりなかったという。
        (毎日新聞)3月26日12時50分配信

        ●社説:荒れる中学 問題の抱え込みは自壊を招く
         福岡県田川郡の町立中学校で一部の生徒たちが物を壊したり授業妨害をするなどし、対策に追われた校長、教頭が心労で休職したり、療養するという異常事態になった。今月になり2人が暴力行為法違反容疑で警察に逮捕されたが、ここまで状況を悪化させた要因として、問題を表へ出したがらない教育現場の消極的な体質がまたも露呈した。
         町教育委員会などによると、この学校では昨年から2、3年の男子生徒8人のグループが器物を壊したり、教師への威嚇、徘徊(はいかい)しての授業妨害など暴力的な問題行動を繰り返した。学校は美術準備室に隔離したが、生徒たちはテレビゲーム機や電熱器などをここに持ち込んで飲食や喫煙までし、指導効果はなかった。
         しかし、深刻な状況は校外になかなか知らされなかった。昨年末から断続的に教頭、2月上旬から校長、と相次いで不在となったが、大部分の保護者へ詳しい説明が行われたのは2月。また美術準備室がやり放題のたまり場になっている実態を町教委が知ったのも同月で、知らせたのは学校ではなく保護者という。
         今月14日の卒業式でグループの生徒たちはサングラスをかけたり胸をはだけた姿で周囲を威嚇し、報道陣にも悪態をつき、リポーターのマイクを取って放歌するなどした。
         一昨年来、各地の学校でいじめやそれに伴う自殺が表面化したが、学校が隠したり、教委などに報告していなかった事例が相次いで露呈し、社会問題になった。統計上何年もなかったことになっていたいじめが原因とされる自殺の件数が、調べ直して過去にさかのぼって書き直されるという異常な事態になった。このことは記憶に新しい。
         こうした反省から、問題は隠さず、必要に応じて教委や保護者らの支援も積極的に受け、解決に当たる--。文部科学省や各教委は各学校にそう呼びかけ、問題の無理な抱え込みはしないよう求めてきたはずだ。
         今回のケースはこの反省が全く生かされていない。そしてこの学校だけの問題でもない。「しょいきれない問題」を抱え込んでいる学校や先生は少なくないはずだ。とりわけ、公立小中学校入学の選択制をとる地域は「学校の評判」を気にしがちといわれる。
         しかし、それを隠したり、とりつくろうことが逆効果であることを今回の事例も証明した。教委も早く本格支援をしていれば事態はここまで悪化はしなかっただろう。例えば、一般に児童・生徒を「出席停止」にすることはためらわれがちだが、その期間の学習支援や指導を学校や教委が連携し、しっかりした姿勢で取り組めば、それは「教育の放棄」ではなく、「教育効果」も望めよう。
         文科省は今回の異常事を検証し、その教訓を全国の学校現場で共有すべきだ。
        (毎日新聞)2008年3月24日

        ●<緊急報告・荒れる中学>【その1】消えた校長と教頭—-無法地帯へ「自壊」
         コーラにラムネ菓子を落とすと、ペットボトルから激しくコーラが噴き出した。2月下旬、福岡県田川郡内の町立中学校。一部生徒の笑い声が響く教室で、他の生徒たちは何事もなかったように、静かに教科書に目を落としていた。教室内の教師は、ふざける生徒の姿は見えないかのように授業を続けた。
         この学校では、昨年から一部生徒の授業妨害が続き、昨秋以降、校長と教頭が心労で体調を崩した。2人は教育現場を離れ、3月に後任の校長が赴任するまで、学校は1週間にわたって管理職がいない状態になった。
         妨害したグループは8人。うち1人は約1年前から、昨秋からは全員が、「個別指導」(町教委)として、学校内の美術準備室に「隔離」された形になっていた。だが、準備室に常駐する教師はいなかった。生徒たちはテレビゲームやポットを持ち込み、たむろしては飲み食いした。様子を見た保護者の1人は「まるで無法地帯だった」と振り返る。
         荒れ始めたきっかけはよく分からない。町教委によると、グループは昨年7月、他の中学校の生徒とのけんかで2人が逮捕・補導された。復帰した2学期から授業妨害が激しくなり、1人が髪を金色に染めると仲間が倣った。
         試験中にラジカセを大音量で鳴らす▽2階から椅子を放り投げる▽校舎入り口にバリケード状に椅子を積み上げる▽職員室内を集団でうろつく……。生徒に注意し、暴言を吐かれた女性教師は体調を崩し学校を休んだ。
         「おれらが悪いん?」。トサカ状の髪を金色に染めたグループの1人は何を聞いても「知らねー」と繰り返し、記者をにらみつけた。「初めから見た目でおれらを判断したのは先生やん」。別の1人も、とがった声で吐き捨てるように言う。「先生は注意せん。放し飼いやん。言うこととやることが違う。汚い」
         激しい授業妨害と奇抜な外見。周辺からはまた違う見方も漏れてくる。同級生はグループの1人を「年下の面倒もみるし、優しい」。ある商店主も「一人一人はいい子」と語る。保護者の1人は「他の生徒には危害を加えていないし、あくまでも先生との問題」と、通常のいじめなどとは異なる非行という見方を示した。
         1枚の写真がある。グループの生徒5、6人が大人たちと写った写真だ。昨年12月、警察官や補導員らでつくる「ストップ非行防止プロジェクト」の関係者が呼びかけ、近くの山まで片道1時間のハイキングに出かけた。
         「頑張ってくださいよ」。ジャージー姿の生徒たちは、へばり気味の大人たちにそう声をかけ、黙々と山を登ったという。山頂での記念写真に、学校で見せる険しさはなく、照れたような笑顔が浮かんでいた。
          ◇   ◇
         「学校は結局、彼らの問題を抱え込んだまま、自ら壊れていったような感じがする」。関係者は振り返る。校長室で暴れた容疑で、14日の卒業式直後に、生徒2人が逮捕されて1週間。なぜ2人の管理職が倒れるに至ったのか。小さな町の中学校で起きた“自壊”の現場を報告する。(その2に続く)
        (毎日新聞)3月26日14時24分配信

        ●緊急報告・荒れる中学:(その2)誰が指示?「出席停止」実現せず
         ◇現場と教委、食い違い  
         疲れ切った校長の顔には、怒りがにじんでいた。一部生徒による授業妨害が繰り返された福岡県田川郡内の中学校。教え子の一人が校長室を訪ねたのは昨年11月だった。 
         苦境を察し「大変そうですね」と声をかけると、校長はうめくように言った。「出席停止について教育委員会に話しているが、取り合ってくれない」
         出席停止。教育委員会は、校長の具申書提出を受けて学習支援などを前提に、生徒の登校を拒むことができる。この町の場合、教育長を含む教育委員5人の合議で決まる。
         出席停止の要望は、受験まで半年を切っていた昨年秋の保護者集会で既に出ていた。授業妨害はエスカレートし、早退や欠席する女子生徒も増えていた。校長は「生徒を悪い方向に行かせたくない」と訴えたが一方、「最終的には検討しなければならないかも」と話した。12月の保護者集会でも、父親の一人が「出席停止の措置もあるのでは」と、校長に決断を促した。
         「生徒全員が自分のクラス」。全生徒の名をそらんじ毎朝、校門前で出迎えた校長もこのころから不眠を訴えるようになった。この時期、教委に再三足を運び、出席停止を相談した形跡がある。
         だが、ある保護者は学校関係者から、教委幹部が保護者集会の直前に職員室で「出席停止はできない」と言い渡したと聞かされた。ある教諭も「教委が止めたのは間違いない」と語る。
         一方、教委の話は正反対だ。教育長は「校長は数人の出席停止を検討していた」と認めたが「出席停止はだめだと言ったことは一切ない。むしろ、私の方が検討を促していた」。
         授業妨害を繰り返した生徒の保護者のうち、指導に応じたのは半数程度という。「(変形服は)似合うからいいだろう」「うちに問題があるというのか」。学校側に食ってかかる親もいた。
         孤立を深めた校長は2月6日から病欠。通院していた教頭も同25日、自宅療養となった。
         その日開かれた緊急の保護者会。事態の深刻さを悟った教育委員会は、たまり場となっていた美術準備室について「生徒の私物を片付け、閉鎖する」と告げた。
         「おれのものをどこへやったんか」。2人の生徒は怒鳴り、職員室や校長室に乱入し、暴れたことが逮捕容疑になった。
         そして3年生最後の行事、卒業式。元生徒会長が答辞を述べた。「学校や先生、教育委員会、PTAに裏切られた」。事前に学校側の誰も知らなかった内容が体育館に響いた。あっけにとられたのか、会場は静かだったという。「言わせた方も言った方も異常、そして聞いた方も異常。卒業式が無事に終わったこと自体、不思議ですよ」。ある教師は力なく語った。(その3に続く)

        ●緊急報告・荒れる学校:(その3止)「大人はびびらないで」
         ◇放置された「隔離」の場  
         体育館の床には自転車のタイヤや土足の跡が残り、トイレは汚物まみれだった。一部生徒による授業妨害が続いた福岡県田川郡内の中学校。今年1月、学校を訪れたある保護者は、あまりの乱雑さに言葉を失った。「昨日は先生が7人休んだ、今日は6人休んだという状況で、まさに『学校崩壊』だった」。PTA役員は振り返る。
         保護者たちは1月から交代で週1回、学校の清掃作業を始めた。教委も職員を派遣したが、それが裏目に出た面もあったという。「職員や私たちが彼らを注意すると『監視しよるんか』『関係ねえやつが来んな』と。2階からつばを吐かれ、放尿もされた」と保護者の一人は話す。
         授業妨害をしていた生徒8人のたまり場だった美術準備室。当初は、手の空いた教師が指導していたが、次第に手が付けられなくなった。問題のある生徒を「隔離」したことについて、あるPTA役員は学校側から「そこにいれば他の生徒の邪魔にならないから」との説明を受けている。
         「隔離」は、その先に起きる出来事を見据えたうえでの決断だったのか。近隣中学の教師は「(あの人数に)付き添いの教師がいないまま一部屋を使わせるやり方は全く理解できない」と指摘する。指導の場はなし崩し的に「隔離」の場となり、暴走の温床になっていった。
         学校は今年1月、生徒の一人が校長室の机を壊したとして警察に被害届を出していた。だが、間もなく「学校で指導したい」と取り下げている。また、あるPTA役員は教委に改善を訴えたが、らちがあかず、2月半ばに町幹部に直訴した。幹部は「視察したい」と応じたが、教委が「少し待ってほしい」と止めたという。
         取り返しがつかなくなるまで問題を抱え込んだ学校、適切なサポートをしなかった教委。そして、そこにつけ込んだ生徒たち。教諭の一人は「日ごろから厳しく接していればよかった。歯車がずれた」と力なく語る。
         子どもたちは大人を見ている。問題行動を繰り返した生徒とは別のある生徒は「先生が教室に入ってくる時、すごくビクビクしているのが、おれらから見ても分かってイヤだった」と話す。
         今春卒業したその生徒には、4月から中学生になる弟がいる。「同じことがあったらどう思う?」。記者が聞くと、少し考えて言葉が返ってきた。
         「やっぱ今度はきちんと解決してほしいと思います。きちんと学校の中で、大人がびびらずにやってほしい。おれはそう思います」

        ●京都府、フリースクールに助成 小、中学校評定に反映
         京都府教委は4月から、教員免許を持つ指導員がいるなど一定の条件で認定したフリースクールに、教育活動費を助成する。不登校生徒の「もう一つの教室」としてフリースクールでの学びを、在籍する小中学校の評定に反映させる。正規の学校ではない民間施設のフリースクールに助成するのは「全国的にも極めて珍しい」(府教委)という。
         ■4月から、一定条件で認定
         府教委によると、認定するフリースクールは教員免許や臨床心理士などの資格を持った指導員がおり、不登校の子どもが在籍する学校と緊密に連携を取れることが条件。
         人件費を除き、学習指導要領に準じた学習や体験活動などにかかった費用の半額(45万円程度)を助成する。2008年度当初予算に200万円を計上した。
         文部科学省の調査によると、本年度の不登校児童・生徒数は約12万7000人。府内では06年度に小学校で約530人、中学校で約1910人が1年間で30日以上欠席しており、全生徒に占める割合は中学校で3・14%と、全国平均2・86%を上回る。
         文科省は1992年から段階的に、フリースクールへの通所や自宅学習も、学校長の判断で「出席扱い」にできるとしてきた。
         府教委は05年度、フリースクールの施設や指導員の基準を定めた。06年度からは府内四施設とともに、学校との連携方法や教育内容を研究してきた。この中で、フリースクールは公的な財政支援が得にくく、入会金や月会費など利用者負担の重さが問題に挙がった。
         NPO法人(特定非営利活動法人)の日本フリースクール協会(東京都)の田中雄一事務局長は「学習や相談のニーズに十分応えるには費用が必要。京都の認定条件は他府県のガイドラインとなるだろう」と評価する。
         府教委学校指導課は「不登校の子どもたちにとって、フリースクールが学校復帰を促す役割を担っているのは現実。恒常的に支援したい」と話す。
        (京都新聞)3月24日9時39分配信

        ●発達障害の実情訴え 南丹で講座 当事者夫婦が体験発表
         発達障害の当事者が自らの体験を語り、市民の理解と支援態勢をつくる必要性を訴える「発達障害講座 当事者からの提言-自閉症スペクトラムの世界」が23日、京都府南丹市園部町小山東町の府南丹保健所で開かれた。
         ともに成人後に発達障害の診断を受けた関西在住の佐々木加奈さん夫妻が話した。加奈さんは、周りに適応できず苦しんだ学校生活やつらい体験のフラッシュバックを語り、「発達障害の子どもを1日1回は褒めてあげて。悪い面での他の子との比較はしないで」と訴えた。「発達障害児者の支援は一生続く」と強調し、アロマセラピーや外国語を勉強している今の生活や、発達障害の「当事者兼支援者」として活動していく夢を語った。
         加奈さんの夫も「発達障害だからといって悲観的になることはない。一般の人と少し違うだけで適応さえすれば人生は豊かになる」と話した。
         講座は、口丹波の発達障害児を持つ家族の集い「ぶどうの木」の主催で、発達障害児の保護者や福祉、教育の行政関係者ら約100人が参加。「自閉症の子どもが電車に強い関心を示すが、趣味を変えさせた方がいいのか」「本人への告知はどのようにすればよいのか。告知しない方がいいのか」など会場の質問に、夫妻が丁寧に答え、参加者は早い時期から継続した支援と理解が必要だと確認していた。
        (京都新聞)3月24日10時39分配信