またまた増加した不登校、13万9000人。
2002/08/18
お盆休みは舞鶴に通い筏のチヌ釣りに興じていたのですが、15日に届いた全国不登校新聞の記事と、翌日知人からのFAXで、毎年この時期に文部科学省が発表している「平成14年度学校基本調査速報」が9日に発表されていたことを知りました。今回の速報で不登校(年間30日以上欠席)は過去最高の13万9000人に、中でも中学生は前年度比12万9060人も減少しているにも関わらず不登校は4283人増で、全自動数に占める割合は2.81%。実に36人に1人となっています。1クラスに1人は不登校の子どもがいることになります。少子化の中で反比例するように増える不登校。文科省はスクールカウンセラーの充実と適応指導教室の増で対応したいと昨年と同じようなことを言っていますが、それらが文科省の願うようには影響しているわけでないことは今回の速報の数値が明らかにしています。年間30日異常欠席で不登校をカウントしはじめてHp,年間対応を強めてきた文科省(かつては文部省でしたが、この間に不登校は2倍に、比率では2.6倍に増えているそうです。「学校に戻す」ことで不登校数を減らそうとする対応が逆効果であることはいろいろ効果例を上げても、数字から明らかです。子どもたちに不適応化している学校、学校社会を変える新たな視軸が必要になっていると思います。