自宅で過ごす不登校が増えている
2002/12/29
年々うなぎ登りに増えている不登校の子どもたち。でも、いくつかの調査を見ていると、フリースクールやフリースペース、「適応指導」教室などの公民の居場所に通う子どもたちの数は減っているようです。不登校で家にいることを早くから容認し、社会的結びつきの場をもてない子どもたち、家庭が増えているということです。この容認の選択が適切な場合ももちろんあるでしょうが、無目的に、「その方がよい、へたに登校刺激をして状態が悪化したときの責任がもてないから…」とした選択ならば、不適切と言わざるをえないと思います。とはいえ、学校・家庭以外の安全で安心できる居場所が近くにあるかというと、そうでない場合が多いのが現実です。居場所が学校の数ほど、経営的にも成り立つ条件が築けるには遠い道のりがあります。公の「適応指導」教室やスクールカウンセラー等の取り組みも紆余曲折、安全・安心の居場所とはほど遠い存在です。
こんなことを思い悩みながら、今年の書き込みを終わりたいと思います。
みなさん、来年が良い一年になりますように。