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        『「心のノート」を読み解く』がおもしろい。
        2003/01/25
        「おもしろい」と言ったら不適切かも知れませんが、読み始めて胸のつかえがす~っと消えていくような感じがしました。
        「心イコール道徳の考えは、りっぱな心を修めて、その心で自分をコントロールしましょう、という発想になる。「心で自分を」コントロールするわけだ。その心に外側から正しい基準、あるべき価値を注ぎ込むのが「心の教育」となる」「だれが「正しい」とか「あるべき」とかを判断するのだろうか。いつもそれは、教育する側だ教育権限を持っている側である」(同著より)。
        心は自信の中で育てていくもの、憲法も教育基本法も「個」の尊重を重視している、その「個」の心を教育する上位構造がその権限を行使しようとしている。「心理」というベールに柔らかに包みながら……。
        学校教育に突然押しつけられた教科書ではない文部科学省著作の違法図書:「心のノート」、これをどう観、対応すべきか、ぜひ読みたい一冊です。『「心のノート」を読み解く』(かもがわ出版刊、小沢牧子・長谷川孝編著、定価1,000円)