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        斉藤環vs上山和樹、淡路プラッツのシンポに参加してきます。
        2003/02/09
        今日はこれから、フリースクール淡路プラッツのNPO法人設立記念シンポジウム「03年の『不登校/ひきこもり』問題はこうなる」に参加してきます。第1部の対談は精神科医の斉藤環氏vs『ひきこもりだった僕から』著者の上山和樹氏。第二部はお二人を交えてのシンポジウムです。現在私は、上山ワールドに引き込まれていて、距離を置きつつ共感している自分を感じています。昨秋の映画『青の塔』上映後のトークで、「ひきこもりにとって経済的自立が一番難しい」と語っておられた上山氏。文部科学省の「不登校問題に関する調査研究協力者会議」の委員として「ひきこもり、不登校を完全になくそうとする予防策には反対」と述べられた斉藤氏。とても楽しみです。
        「調査協力者会議」は「待つのはまちがいとの結論にしたい」という方向でまとめられようとしています。議事録も第6回まで入手して今読んでいますが、SCや適応指導教室等の取り組みを強化して早期発見・早期治療によって早く学校復帰させることを第一義的課題として議事が進行しているように思えてなりません。各論部分では理解できる点もあるのですが、総論が「いかに学校復帰させるか」なので、お役所仕事的な感じがぬぐえないのでしょう。
        それにしても、当の子どもたちの声は出てきませんね。