教師との関係で強い嫌悪感を感じ行けない子が増えている…。
2003/06/01
昨日から始まった京都教育大学の公開講座「こどもとストレス」を受講しています。計3回の講座で5,200円で受けられます。昨日はさっそくある行政機関で相談活動をされている客員教授が、ご自身が調査したデータと相談経験からお話されました。中学生のストレスについて中心的にふれられましたが、中でも印象深かったのは、ストレッシャーとして、学業、友人関係、教師との関係、部活動の4つが主要なもので、学業から発生するストレス反応で一番強いものは「無力感」だということです。「学習的無力感」については長男の件で少しふれましたが、試験や成績が思うような結果が出せない、期待に応えられないという否定的な思いが最も多く形成されているようです。次に印象に残ったのが教師との関係です。これは自訴頻度は学業よりも低いものの、「嫌悪感」が一番強かったそうです。やり方・言い方が気に入らない、わかりやすく教えてくれなかった、自分を理解してくれなかった、悪くないのに注意された、えこひいきされた……。長男の声を聞く思いです。子どもたちは大人が考える以上に多くのストレスを学校で抱えながら生きています。同級生の視線恐怖や休み時間・昼食時間を一人で過ごすことへの気まずさ、厳しい自己評価など、表現することなく自分の心の中で苦しんでいることを大人は知らずに過ごしてしまいます。抑うつ・不安などから二次的対処行動としての問題行動に移ることは避けなければなりません。話を聞いてあげるだけで心に折り合いをつけられる子どももいます。子どもが話しやすい態度・表情ができていますか? と自問してみます。
放送大学の通信添削指導、15科目をすべて回答し終えました。すごいストレスでした。感想は一言「手強い」。1200字以内の文書記述もありました。この指導の対象範囲は各教科の前半部分、単位認定試験では残り半分も含めてのものと思うと、あと2か月が重苦しく感じます。でも内容的にはそれぞれ基礎的部分から本論部分に入っていっていますので、楽しい学びとなっています。出来ることをやっていくしかありませんね。