放送大学1学期15科目で14科目単位認定されました。
2003/09/21
単位認定試験後の実感としては全科目行けた!と思っていましたが、1科目だけ(人体の構造と機能)D判定(60点未満)で認定されませんでした。残念ですが、最もしんどかった科目なので、第2期で再試験を受ける元気も出ません。第2期では別の実践的領域の15科目を受講します。
今日から、「京都 ひきこもりと不登校の家族会」の例会スタッフ(?)としてボランティア参加します。不登校の親の会には3つ参加させてもらい勉強していますが、この会では支援者側として関わらせてもらうことになりました。今、会の代表から指定された斉藤環氏の「ひきこもり救出マニュアル」という600ページの本をコツコツと読んでいます。マニュアルというのには違和感がありますが、斉藤氏の膨大な臨床体験からまとめられたものですので、今後の実践に役立つものと思います。毎年生まれる不登校体験者の2割程度がひきこもりになっていく、社会的ひきこもりから社会復帰できる方の数はそれを上回ることはないと思いますので、今後しばらくは増え続け、高齢化していきます。要介護老人をひきこもりの子どもが介護するという時代がすぐそこまで来ています。社会的ひきこもりの方の60%が不登校を体験しているというデータもあります。自己肯定感情を持てない子どもたちが恐ろしく増えているそうです。先日こんな話を聞きました。小学校高学年の子どもに「将来何になりたい?」と聞くと、「赤ちゃんになりたい。だって何もしなくても食べられるもの」と答えたそうです。小学生が将来の生計を不安に思う社会、とても先進国、世界第4位の経済力を持つ国の現実とは思いたくありませんね。消費税導入から15年。社会福祉のためと導入、その後増税されました。この間、大企業の法人3税は累計で131兆円も減収しているのに、国民からの消費税収入は136兆円だそうです。福祉に使われることなく、大企業の収益を守るために使われてしまったわけです。財界や政府は数年後には10数%に増税せよと大合唱していますが、ヨーロッパ並みに社会保障を優先した予算に転換するというのなら我慢のし甲斐もありますが…。今のままでは若い人たちが結婚し、子どもを生み育てることがとても困難な環境が続き、少子化に歯止めはかかりません。政治の中身を変えることに、努力しなければなりないと思います。