13 子育てに関わるすべての人へ 「共育ちへの自分自身へのメッセージ」
—大切に育てられれば、人を、そして自分を大切にする人に育つ—
(項目だけ)
1. 子どもを(感情的に)叱りつけないで下さい。
・自分の都合や立場から、一時の感情的な言動になっていませんか?
・受けた処遇を子どもがどう認識(記憶)するかを、子どもの立場になって考えられますか?
2. 子どもを(感情的に)たたかないで下さい。
・自分の都合や立場から、一時の感情的な行動になっていませんか?
・暴力的な手段を講じるほどの問題か否か、受けた処遇を子どもがどう認識(記憶)するかを、子どもの立 場になって考えられますか?
3. 子どもを不安にさせないで下さい。
・普段(平常な状態)と違う子どもの表情や目つき、仕草、行動などに気づくことはできますか(そのゆとりがありますか)?
・小さな変化に気づいた時に、「どうしたの?」と子どもの気持ちを知りたいという態度で関われていますか?
4. 子どもを無視しないで下さい。
・親が自分の課題や気持ちを子どもよりも優先したり、「上から目線」での指示や非難・否定が日常的な関 係性になっていませんか?
・子どもが思いを伝えやすい環境(話しかける時のルールづくりや、同じ目線で聴くなど)が整えられてい ますか?
5. 子どもの話を途中で遮らないで下さい。
・自分の体験や信念をおしつけようとしていませんか?
・子どものスピードや理解力を無視して、あなたのテンポや感情まかせに「言いくるめる」結果になっては いませんか?
6. 子どもが行った過ちを、叱って終わりにしないで下さい。
・叱る、禁止するで「安定」するのはあなたの感情ではありませんか?
・困った時にしてほしいことは、説教ではなく、一緒に考えてくれることではありませんか?
7. 子どもの言葉にできない訴えを、まず想像しながら聴いてしてみましょう。
・解決を急ぐ余りに、充分に聴くことなく勝手な「決めつけ」をしていませんか?
・その場しのぎでなく、その後の人生に生きる力となるような関わりになれていますか?
8. 子どもの「しつけ」(教え)は、その子の人生に大きな影響を与えます。
・その子が今、どんな発達段階にあるかを意識した関わりになっていますか?
・言葉だけで「何度言ったらわかるの?」と繰り返していませんか?
9. 他の子どもと比較して悩むより、まずその子の個性や特性を理解していきましょう。
・「他の子はちゃんとできているのに…」と、ついつい思ってしまっていませんか?
・がんばったことや「やる気」を、「できて当たり前」と過小評価していませんか?
10. 子どもに、人として生きる力、支え合う力を身につけてもらいましょう。
・学校の成績や成果物に対してだけの「評価」になっていませんか?
・子どもの5年後、10年後を見据えた関わりになっていますか?
↑家族支援をテーマに、ここしばらく考え、文章化し、多くの方に読んで意見をもらいながら修正を重ねているものです。(項目だけですが)
今後読んでいただく方、層に併せてアレンジしていくつもりです。